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▼お役立ち情報:地球規模で環境問題に貢献できるブログ:2014年07月18日


ぼくが生まれて初めて経験したお葬式は、
母親のお葬式でした。

母親は病院で亡くなりました。
ベッドの横に立つ親父と姉貴達の後ろに
ぼくはぽつんと立っていました。

下の姉貴が急に大きな声で泣き出したとき、
「あっ、お母さん死んじゃったんだ」と思いました。

ぼくは母親が入院中、
親父と一緒に何度もお見舞いに行きました。
でも、なかなか病室に入ろうとしませんでした。

ぼくはいつも廊下の隅や、
非常階段のおどり場で遊んでいました。
病院のベッドに寝ている母親を見るのが
とても恐かったからです。

ある日、ぼくは親父に呼ばれ、病室に入っていきました。
母親は「リンゴむいてあげようか?」と言いました。

ぼくが覚えている母親の最後の言葉です。
ぼくは「いらない」と言って、
また病室を出て行ってしまいました。

ぼくは病院の中を探検しながら、
「大きなお部屋にはたくさんの人がいるのに、
どうしてお母さんは小さいお部屋に一人でいるのかなあ、寂しくないのかなあ」
と思っていました。

今思えば、きっと母親は、
淋しかったのだと思います。
ぼくが最後までなつかなかったことが…

8月ももうすぐ終わり、
新学期が始まるというのに、
ぼくはまだ夏休みの宿題も終わっていません。

それなのに、
黒い服を着た人たちが出たり入ったりと、
家の中はごった返しています。

ぼくの居場所がないのには困っていました。
テレビを見ることもできず、部屋の隅で
ちょこんと一人で遊んでいるしかありませんでした。

「かわいそうに、まだ小さいから、お母さんの死がわからないのねぇ…」
という大人達の話し声が聞こえてきました。

ぼくは「わかるよ、そんなこと」と
心の中で呟いていました。
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